※Sdorca-eclipse-第2章を未プレイの方は部屋を明るくしてプレイしてから読んでください。
第1章はなかなか衝撃的な展開で「初っ端からSdorica攻めてんな~」と思ったら2章でも攻めていました。
前回は虫族の儀式の話で、今回は東方連邦での儀式のお話です。
あれかな、儀式の度に死者が出るのはもはや名探偵コナン的なお約束なのかもしれません。
死神なのはティトリマか、それとも巻雲か……。
英語は「昨日」「おととい」「おとといより前」と言っているのになぜか日本語には「半月前」も追加されています。
一昨日の「day before yesterday」とセットで覚えたいのは当然、日を進めた明後日「day after tomorrow」です。
こういうbeforeとかafterの時系列表現って面白いですよねぇ。文化の違いを感じるというか。
ところでSdoricaは英語訳に比べて日本語訳の方がくどくどと説明しているイメージですが、これは私が日本語ネイティブだからそう感じるだけなのでしょうか。
英語ネイティブにとっては私たちが日本語を読んでいるのと同じように読み取れたりするのかな……。
ここも英語だとシンプルですよねぇ。
「お坊ちゃん」なんて背景を知らなければこの英文だけは読み取れません。
naiveは日本語でのナイーブ(恥ずかしがり、繊細)のほかに「純粋、世間知らず」的な意味もあります。
単に馬鹿、っていうと「fool」なイメージですがここでは「stupid」が使われています。
stupidだと馬鹿というより「愚か」って意味合いが強そうだけど巻雲は愚か、ではないよなぁ。
出た、血の気が多いSdorica的展開。
まぁでも「harm」なので危害を加える、って程度です。殺す、とまでは言ってないんですよねぇ。
「leave it up to me」で任せてください、となります。「let me do it」と似ていますね。
leave itは誰かがそれを置いていく⇒任せる、let me doは自分が動作の許可を得る⇒任せる、という源流の違いはありますが意味は同じです。使い分けの方法はよくわかりません。
逆に人に対して「ここは任せた」って言いたい時は「I leave it up to you」。
「Which bar would you like?(どこのお店にする~?)」と聞かれた時に「Up to you(任せた)」って感じでも使えます。
このジャサファになら抱かれてもいい。惚れてまうやろ案件。
おもしれー女ことティトリマは俺様系の巻雲なんかにはそう簡単に惚れませんけどね。
2章、結構この「Are you okay?」が出てきます。たぶん4回くらい出てきた。みんな危険な目に遭いすぎなのでは……。
「go to great lenghs」は遠くに行く、で「そんな遠くまで離れて(こんな芝居までして)拒否ってくるとは思わなかったな」。
後の文章を日本語訳に近付けるには「She」ではなく「I」なのでは、と思うけどどうなんだろう。
そのまま訳してしまうと「彼女は彼女自身の可能性に気付いていない」となってしまう。
今回は巻雲がティトリマのことを甘く見ていた(いずれ根負けするだろうと思って断られる可能性に気付かなかった)ので、やっぱりそう表現するなら「I」かなぁ、と思うんだけどどうなんでしょ。
「obvious」で明らかなこと。バレバレ、ってことです。
バレバレ=ごまかせない。
きっと「ごまかせない」を英語に訳して、って言っても訳せる人はそうそういないと思うんですよ。直訳すると「cheat」とかかな?
でも「obvious」だと言われると納得してしまうので、ほんと日本語と英語って直訳出来ないんですよねぇ。
慣れもあるんだろうけど翻訳にはセンスが必要ということ感じる。
さすがにデュフフは訳せまい。
このシーンはかなり日本のオタク文化を研究して翻訳されていますが、やはり限界がある。
どれだけセンスがあろうとも翻訳できないものもある、ということ。
ここは逆に英語の方がつらつらと説明してますね。
「我々が誰だろうと関係ないこと――お前たちは二人ともここで死ぬのだからな! 邪魔はさせない!」
「lose face」でメンツを失う。
そのまんまなんだけど、そのまんまなんだこれ、って思いました。
翻訳はセンス(キリッ とか言っといてこれだよ。
さすがに「屍を越えて」は言い過ぎなんじゃないですかね。
そう書きたくなる気持ちもわからんでもないけど「まずは俺を倒してからにしろ」あたりが表現の強さとしてはいい塩梅なんじゃ?
↑で出てきたオタク構文でもそうだけど、日本語翻訳チームはほんと日本語に精通しているんだろうね。
だから逆に日本語がくどくなっちゃうんじゃないか、と感じた。
「ジョークだと思ってるんですか~? いや、そんなわけないでしょう本心ですよ~」という反語表現ですね。日本語だと反語までしっかりと言っています。
こうやって「Do you think~」なんて疑問文の形になってなくても語尾を上げれば疑問文になるんですよ。
日本人はここで「疑問文だから……」とか「wasかisか……」とか「jokeって加算名詞? 不加算名詞?」なんて小難しく考えてしまうせいで口からセリフがでてこなくなってしまうわけなんですね。
普通に肯定文で言って語尾を上げれば疑問文! 過去とか現在とか数えられるか数えられるなんかどうでもいい! と割り切りながらじゃないと英会話は続かないですね。
気になったらあとから調べればいいんです。そうやって少しずつ上手くなっていくなんだから。
とまぁ、裏では虎族の将軍が暗殺されていたり、乳母のジャナマがスパイ容疑で捕えられていたりといろいろあるんですが
こんな感じで1章に引き続き俺様キャラとおもしれー女が少しずつ距離を縮めていきます。
巻雲の婚約者であるスヒョンとの関係は、持っていたお守りの意味とは、等々の謎を残しながら第3章へ続きます。