ロジャー:
情報は細かく調べろと言わなかったか?
もしキャラバンが王国軍を読んでることに俺が気付いていなかったら、今頃一網打尽にされてたぞ!
不満のある手下:
……あいつら商人が急に王国軍を読んだわけで、俺らを責めるのはお門違いじゃないですか……
ロジャー:
その上口答えか?
お前らを甘やかしすぎたみたいだな
下がれ。今回の件については今後落とし前を付けてもらうからな
おい、あんたは何しに来やがった
オースタ:
最近体調が悪いそうだな。
様子を見に来た。
ロジャー:
あんたは俺を解剖したいだけだろうが
オースタ:
普通の人間であれば、とうの昔に変異を起こし、暴走している。
だが、君は自ら右腕を切り落とすことで今まで生き延びている。
研究する価値のある個体だ
ロジャー:
やってみろ!
~Battle~
まだ続けるか?
これ以上続ければ、あんたは俺を押さえつけられるかもな
だが、両手両足を失う覚悟で来い!
オースタ:
ここら辺にしておこう。時間はまだある。
君の弱点も把握しているしな。
ロジャー:
どういう意味だ?
オースタ:
君がここまえ意識を保っていられるのは、大切な人がそばにいるからだ。
違うか?
だが、私がその人間を捕らえたらどうする?
私の言うことを聞くしかないだろうな
ロジャー:
やってみろ。
この刀があんたをぶった切ることになる
オースタ:
唯一残された大切な人を守れる手に刀を持つか。
では、どう守る?
ロジャー:
てめぇ!
猫目:
ロジャー兄さん、さっき聞いたんだけどさ……
オースタ!?
ロジャー兄さん! 何があったの?
ロジャー:
なんでもない。お前は心配しなくていい。
本当に何でもないから……