A wise one knows when to run! ~逃げるが勝ち!~

A wise one knows when to run! ~逃げるが勝ち!~

ミランダキャラストで気になった英文たちを一挙に解説。

久し振りに更新しているの改めてコンセプトというか、どんな基準で文章を選んでいるかを軽く書きます。

基本的には「日本語でこう言うことを英語ではこう言うんだ。へぇ~」と感じられるものです。

あとは和製英語で日常的に使われている単語とか、意訳入っている文章とか文法的な特徴があるものですね。単純な直訳載せても面白くないしね。

とはいえあくまで個人の主観なのでそのあたりは大目に見てください。

それではどうぞ。

親切、となっているけどstupid idiotsでまぁ「間抜けな馬鹿」となるので嫌味的に親切、という表現もあるのかもしれない。

dumb broadも馬鹿で間抜けという意味ですがこの場合は女性に対する俗称で「馬鹿な女」。さすがにこのまま訳せなかったのか。じゃあなんで英語では書いたんだ、って話ですが。

before yo get yourself hurtも日本語とはずいぶん違っていて「怪我をする前に」。

なのでこの文章は直訳すると

あ゛? 俺たちがそんな間抜けに見えるか? このクソ女、痛い目に合う前によく見てみな。

うーん、いろいろ意味が変わってきそうですけどね。相当意訳が入っている感じ。

にしても「正体を見せな」って言葉もよくわからない。日本語で読んでいても行間を読み過ぎていると感じて納得しかねる文章でもありました。

行間を無理やり埋めてみるとこんな風かな。

あ゛? 俺たちがそんな親切なやつらに見えるってのか? 目ん玉ひん剥いてよく見ろよクソ女、俺たちはこうやってお前を襲おうとしているんだぜ。豹族に近付いて一体なにが目的なんだ、痛い目に会いたくなかったらさっさと正体を見せやがれ!

 

ここで出てくるのはharass(ゲーム内じゃharrassとなっているのでrが1つ多い誤植

これは名詞にするとharassmentで日本語でもよく聞くセクハラ、パワハラ、マタハラ、アルハラ、アカハラ、ロジハラ、ハラハラ、とかのハラスメントですね。どんだけハラハラする気だ。

日本でハラスメントは嫌がらせ、というイメージですが元は「悩み」というのが根底にあります。悩み、困り、苦しみ、といった負のイメージ。

ここでは「付きまとう」と訳されていますが付きまとわれるのも意味としては「困り」や「悩み」の類ですよね。

なので直訳的にはこんな感じ。

なんであんたたちばっかり私をしつこく困らせてくるのよ?

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used to 何々で「かつてはよく何々したものだ」的な、縁側で爺様が孫たちに昔話をしているイメージ。転じて「慣れている」。

戦闘には慣れているけど、ダンスをどうやってしたらいいのかアイディアがない=苦手。

武道の世界では演武という競技や見世物もあるし、戦闘が得意ならいわゆる社交界でのダンスが出来ないだろうけどカッコいい系のダンスなら出来そう。

社交界ダンスはアンジェ様やシオンの得意分野かな。

しかし演武懐かしいな……空手や日本刀を使って少しだけやっていました。殺陣みたいな感じで構成考えるの楽しかったです。

大体ゲームキャラの技を再現しようとして「あ、これ無理なやつだ」ってなりました。

 

これも同じくused toを繰り返して使うことでミランダがファティマのセリフを改めて認めたやり取り。

にしてもこの植物たちの攻撃力高すぎじゃなかった? 初見殺しで全滅した。

この文章を見た時は「三十六計逃げるに如かず」ってどうやって英訳するんだろう、と思いました。

調べてみましたがこれといった決まり文句はないようですね。

「the smartest thing in a tight situation is to beat a retreat」とかが出てきて、厳しい状況で最も賢い選択は安全を確保することだ、的な。

ここでミランダ(というかロウ)が言ったのは「a wise one knows when to run!」で、賢い人はいつ走るべきか知っている。

東方っぽく言えば「走るべき時を知っている者こそが賢者だ」。

まぁカッコよく言い替えているだけで本質的には「逃げるが勝ち!」と言っているに過ぎないながらも大切な師匠からの教えです。

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